工務店が紡ぐ注文住宅の魅力 ~建築と木材の調和〜

建築において、木材は伝統的かつ美しさを感じさせる素材として重要な役割を果たしています。

木材を使った建築方法は2×4工法、金物工法など様々な仕様がありますが、当社は在来工法を採用しています。

在来工法は、日本の伝統的な木造建築の工法の一つで、日本の歴史的な建築物、伝統的な家屋に多く見られる工法です。

現代の在来工法は、常に耐震性能を確認し木材同士の接合には金物を使用しますが、

最も重要なのはどの木材を使うかよりも「木材の性能」に重点を置き適材適所で使うことだと考えています。

当社が採用している在来工法は、木材の性能に加え最新の技術と金物を使用し耐震等級3も取得しています。

優れた木材を活かす日本の建築技術

家を建てる際に使われる木材と言えば、きっと多くの方が檜や杉、松を思い浮かべる方も多いのではないかと思います。

この3つは、日本国内で調達できる優れた素材でありそれは今も昔も変わりません。

しかしながら、近年は檜や杉、松が優れた素材であることの認識や重要性が薄れているように感じます。

私は建築が大好きで、建築に対する情熱は人一倍強いと思っています。

家を建てるということは、自然の恵みである木材を主要な建材として使用しなくてはなりません。

ですから木材の一つ一つに丹精を込め、大切に扱っています。

日本建築において、檜は主役とも言える存在です。

檜は土台や柱に使うことが多く、耐久性、色合い、香り、そして時間が経てば経つほど奥行きのある艶が生まれます。

これは、日本建築が持つ「美」の表れであり、素材の良さを感じさせる要素です。

また、杉は赤身と白のコントラストがとても美しいのが特徴で、梁などの構造体の使用に適しています。

強度自体は松の方が高いものの、杉が本来持っている強度を考慮し適所に使うことで問題は解決できます。

近年の木材は乾燥機で水分を飛ばし狂いをなくした高温乾燥材が主流となっていますが、

当社が採用する木材は自然乾燥材や低温乾燥材で乾燥させています。

しっかり水分を飛ばすために、製材屋や材木屋でしばらく保管することで背や表面の割れを防いでいます。

木材も地産地消で持続可能な建築を目指して

当社が扱っている木材はすべて、三重県産のものを使用しています。

どこの山で伐採され、どの製材所で加工されたかを把握することで品質の確保が可能になるからです。

また地元のものを使うということは、この地域で働く者同士が手を取り合うことで、地域産業の貢献にもつながります。

窓枠や建具枠、框など室内に使う檜や杉は、自然乾燥材を使用し自社の加工所で製作しています。

大工が木目や節などをしっかり見極め、適所に使用しています。

檜と杉ではカンナの仕上げ方も異なるため、細心の注意を払い慎重に行っています。

長く住める拘り溢れた住宅建築の秘訣

その時の木材の状態をみて一つ一つ大切に扱っているため、

2×4工法やユニット工法と比べ工期は少しばかり長くなりますが、

その分高品質な素材と施工技術を駆使し耐久性に優れた住宅を建築しています。

私たちは5年、10年、30年と経ったときも満足いただける家、施主様とご家族の笑顔と暮らしを支えられる家創りを目指しています。

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