三重県名張市はどんなところ?魅力や住みやすさを徹底解説

三重県名張市 名張駅

名張市は都会的な部分もありつつ豊かな自然ととともに暮らせる街として、50年以上も前からベッドタウンとして栄えてきました。

三重県全体で県外からの移住者が541人と、令和4年の時点で6年連続前年を上回っています。

昭和に入り交通の便が良くなったことから大阪方面のベッドタウンとして発展し、公共施設をはじめ、大型商業施設やレジャー施設なども増え利便性かなりよくなりました。

今回は、名張市の魅力や住みやすさなど三重県在住者の目線でご紹介したいと思います。

名張市の基本情報

人口役75,500人(約34,900世帯)
面積129.77 km2
人口密度572人/km2
年間降水量約1,441㎜
病院(個人医院含む)54医療機関(一般診療)

名張市は三重県西部に位置し、近畿や中部地方にも近く、万葉の時代から東西の交通の要として旅人たちの宿駅となり、また安らぎを与える場所として栄えてきました。

近鉄大阪線の開通により名張市は急速に発展、特に関西方面のベッドタウンとなり、街並みには里山の風景と調和する農村集落と住宅地が共存、穏やかな雰囲気が広がっています。

この地域は自然に恵まれ、美しい景勝地が多く点在しています。

赤目四十八滝や香落渓など、日本の滝百選や森林浴の森百選に指定された場所が名張市にあり、癒しを求めたくさんの観光客が訪れます。

名張市の気候

名張市は

・夏:平均気温26℃(6月~8月)

・冬:平均気温11℃(12月~3月)

・年間平均気温:13.4℃

となっています。

6月~8月は30℃を超える日増え、最低気温の平均も26℃と暑さが勝り蒸す日もやや多く、1月~2月は氷点下を下回ることが数日、また雪が降ることもあります。

名張市のアクセス状況

大阪方面のベッドタウンとして栄えてきた名張市は、近郊都市へのアクセスが良いところも魅力です。

住宅地として開発された場所も多くありながらすぐ近くには田園風景が広がるなど、名張市は「ちょうどよい田舎」が手に入る街なんです。

◇電車の場合◇

名張市⇔大阪なんば:約55分

名張市⇔名古屋:約55分

名張市⇔京都:約75分

◇車の場合◇

名張市⇔大阪方面(大阪・松原JCTまで):約85分

名張市⇔名古屋方面(名古屋西JCTまで)約100分

おススメの観光スポット

三重県名張市 赤目四十八滝

名張市の観光のメインは「自然」

名張市の住宅地から車で10分ほども走れば大自然を満喫することができます。

日々の疲れを癒してくれる自然豊かな観光スポットをいくつかご紹介しましょう。

■赤目四十八滝■

赤目四十八滝は、自然の美しい場所で滝川と森が作り出した深山幽谷。

室生赤目青山国定公園の中にあり、大小さまざまな滝と瀑布が大変美しい場所です。

赤目四十八滝の「四十八」は、日本の文字「いろは」の文字数と同じ48であることや、滝の数が多いいこと、阿弥陀仏が四十八願をたて修行をしたことからこの名前をつけたと言われています。

平成の名水百選、日本の滝百選、森林浴の森百選、遊歩百選に選ばれ、その長さは約4㎞にもなります。

複数あるハイキングコースもしっかり整備されていますので、より自然を感じることができます。

■青蓮寺湖■

青蓮寺川に建設されたダムによって生み出された人工湖が青蓮寺湖です。

周囲は山々に囲まれ、湖面に美しい風景が映し出される透明度の高い湖として人気があります。

四季折々の風景が楽しめ、湖畔には公園やテニスコートも整備されており、バードウォッチングやバスフィッシングなど、様々なアウトドアアクティビティも楽しむことができるのも魅力。

また近くの青蓮寺湖観光村では、ぶどう狩りやいちご狩りなどが楽しめるスポットがあり、旬の時期は家族連れでにぎわいを見せます。

■まちの駅なばり 癒しの里 名張の湯■

名張の湯は地下1,800mから湧き出した塩化物温泉。

保湿効果があり湯冷めしにくく、三重県内でも珍しい硫黄成分を含んだ温泉施設です。

施設全体が洗練された雰囲気があり、清潔感があり綺麗で明るく室内には大浴場や替わり湯、ジェットバスなどが楽しむことができ、屋外には露天風呂、坪湯、寝湯、炭酸泉など多彩なお風呂が心身を癒しリラックスを与えてくれます。

観光客の方はもちろんのこと、料金もリーズナブルなことから地元の方にも愛されている温泉施設です。

名張市グルメ

三重県名張市 伊賀牛

名張市で外せないグルメをいくつかご紹介します。

■伊賀牛■

豊かな香り、柔らかな肉質、そしてあっさりとした甘味のある脂身が特徴の伊賀牛。

伊賀地方の清らかな水と特有の寒暖差のある気候に育まれているからこそ生まれるおいしさです。

生産された肉の約8割は伊賀地方で消費されていて、伊賀牛は伊賀以外ではなかなかお目にかかれない贅沢なお肉といってもいいかもしれません。

名張市にいらした際には、伊賀牛をぜひご堪能ください。

■伊賀米■

伊賀米は、味、香り、粘りの三要素がベストに調和した大変おいしいお米。

盆地特有の気候である昼夜の気温差が大きいこと、粘質土壌であること、そして淀川水系源流から流れる清らかな水など自然環境がおいしい伊賀米を作っています。

「伊賀米コシヒカリ」としても知られ、日本穀物検定協会の食味ランキングで最上位である「特A」を平成23年から5年間連続で評価されています。

■伊賀酒■

伊賀盆地の冬は寒冷で乾燥する特徴があり、これはお酒造りにとってとても理想的な条件です。

高品質な伊賀米と湧き出る清らかな水から作られる伊賀酒は、柔らかな味わいと芳醇な香りが優雅なお酒で日本酒ファンを魅了させています。

伊賀牛とともに伊賀酒もぜひご堪能ください。

名張市のいいところ

名張市のいいところは

・大阪など近郊都市まで約1時間で移動できる

・自然が豊かで農産物が豊富、旬のものを旬の時期に食べられる

・安心安全なまち

・移住支援策が充実している

などが挙げられます。

内陸部に位置しているため、市内を流れる川の上流にはダムが建設されています。

災害から街を守り、名張市全体で自主防災隊が設置されているので防災意識がかなり高いのもいいところです。

名張市の不便なところ

名張市の不便なところは

・車がないと買い物等が不便

・寒暖差があり冬は意外に雪が降る

・坂道が多い

などが挙げられます。

大阪市内までは電車で乗り換えなしの55分、車だと高速を使っても85分ほどかかるため、車での通勤はやや時間がかかります。

ただ市内には大型スーパーマーケットや商業施設、ドラッグストアやンビニなどもたくさんありますので、車があれば生活するうえで困ることはほとんどないと思います。

まとめ

三重県名張市 高台からの眺め

いかがでしたか?

名張市は都会的な部分もありつつ豊かな自然ととともに暮らせる街として、50年以上も前からベッドタウンとして栄えてきました。

三重県全体で県外からの移住者が541人と、令和4年の時点で6年連続前年を上回っています。

そのため移住を検討されている方々への支援も大変充実していますので、ぜひ三重県への移住先の一つとして名張市もいれて頂ければ幸いです。