三重県多気郡はどんなところ?三重県在住者からみた多気郡の魅力や特徴

三重県多気郡は、多気町、明和町、大台町の3つの町からなる人口約43,000人の郡です。

古く昔は竹郡(たけのこおり)と呼ばれていました。

のちに表記が多気郡に改まったのは「たけのこおり」という読みから「たきのこおり」に変化したことが経緯として残されています。

今回は、三重県の中部地域もある小さな町が集まりひとつの郡となっている「多気郡」についてご紹介したいと思います。

多気郡の基本情報

多気町、明和町、大台町の基本情報は以下となります。

多気町

人口約13,450人(約5,700世帯)
面積103.06km2
人口密度131人/km2
病院・歯科(個人医院含む)約12件

明和町

人口約22,210人(約9,600世帯)
面積41.04km2
人口密度541人/km2
病院・歯科(個人医院含む)約32件

大台町

人口約8,070人(約4,050世帯)
面積362.86km2
人口密度22.3人/km2
病院・歯科(個人医院含む)約21件

多気郡は松阪市と伊勢市に挟まれ、小さいながらも特色のある街にしようとそれぞれが移住や定住に力を入れています。

たとえば、多気町では「縁結びの里づくり事業」として、出会いを求めている独身の方を対象に「街コン」を開催しています。

男女とも25歳~49歳まで、独身で多気町に興味のある方ならどなたでも参加することができます。

また、大台町でも移住や定住の促進に力を入れていて「大台町空き家・移住相談窓口AWAサポートデスク」を開設し、空き家の利活用が進んでいます。

多気町縁結びの里づくり事業

https://www.town.taki.mie.jp/ijyu/2/3/3246.html

大台町移住・定住情報

https://www.odaitown.jp/kurashi_tetsuzuki/iju_teiju/index.html

多気郡の天気

多気郡の気候については、隣接している松阪市の情報をもとにお伝えしたいと思います。

松阪市の気候は寒暖差があり、年間平均気温は14℃~16℃程度、降水量は約1,500mm程度なので多気郡も同じような気候ではありますが、山間部寄りのため降水量は1,500mmよりも多いかもしれません。

ただ、気候は一年を通じて比較的温暖ですので住みやすい地域ではありますが、降雪することも少なくないので、冬支度はしっかり行う必要がありそうです。

多気郡のアクセス状況

多気郡へのアクセスは、多気町を参考にお伝えしたいと思います。

〇車の場合〇

名古屋方面

名古屋西ジャンクション ⇒ 勢和多気インターチェンジより約110km

約1時間30分

関西方面

・草津ジャンクション ⇒ 勢和多気インターチェンジ 約135km

 約1時間50分

・天理インターチェンジ ⇒ 勢和多気インターチェンジ 約130km

 約1時間30分

・松原ジャンクション ⇒ 勢和多気インターチェンジ 約170km

 約2時間

伊勢市方面

高速道路利用の場合

・伊勢西インターチェンジ ⇒ 勢和多気インターチェンジ 約23km

 約25分

一般道利用 約35分(約22キロメートル)

多気郡のおススメ観光スポット

多気町、明和町、大台町の観光スポットをそれぞれご紹介します。

■熊野古道女鬼峠保存会■

伊勢から熊野をめざす伊勢路の最初の峠で、三重県内では珍しいマメナシの木や如意輪観音堂、大神宮寺相鹿瀬寺跡、淨保法師の五輪塔などがあり、2019年10月に文化庁『歴史の道100選』に追加登録されています。

20年ほど前から、地元保存会の有志により古道の清掃や整備が行われており、とても歩きやすいく安心してハイキングが楽しめます。要望があればガイドもしてくれるそうなので、興味のある方はぜひ利用してみてはいかがでしょうか。

多気町観光協会

https://takichou-kanko.com/list.php?cate1=5&cate2=15

■いつきのみや歴史体験館■

平安時代に生きた王朝人の生活を体験できるのが「いつきのみや歴史体験館」です。

平安時代の貴族の邸宅をモデルにした建物や王朝人のために作られた特別な神輿などが展示されています。

また、予約制(有料)ではありますが、平安時代の衣装を試着することができ、十二単や直衣など普段では着ることができない装束に身を包むことができます。

平安時代にタイムスリップしたような素敵な時間を過ごせること間違いなしですね。

明和町観光協会

https://meiwa.sub.jp/

■大杉谷■

大杉谷は昭和11年、吉野熊野国立公園として登録され、昭和15年に大杉谷登山道などが作られてからというもの、訪れる人を魅了させています。

大杉谷登山道は全長約14km、標高差1200mの日本三大峡谷のひとつで、エメラルドグリーンの透き通る沢と壮麗な滝を観ながら歩くことができます。その景色は圧巻で、一度見たら忘れられないほどの美しさです。

登山道のモデルコースなどもありますが、谷沿いは険しい道もあることから初心者だけの入山ができない場合もありますので、事前に確認してから足を運んでくださいね。

大台町観光協会

https://web-odai.info/

多気郡の特産品

多気町、明和町、大台町の特産品をご紹介します。

■松阪牛■

松阪牛と聞くと松阪市をイメージされる方も多いと思いますが、実は多気町は松阪牛の肥育全体の20%を占めています。

霜降りの美しさはもちろん、赤味と脂身のバランスに優れ柔らかな肉質が特徴の松阪牛は、日本のみならず世界に誇るブランド牛です。

舌触りがとてもよく口に入れた瞬間にとろけてしまう肉質は、一度食べたら忘れられないほどのおいしさです。

多気町特産品

https://www.town.taki.mie.jp/life/soshiki/norinshoko/4/2406.html

■ひじきうどん■

伊勢地方の名産でもあるひじきを練りこんだうどんが「ひじきうどん」です。

もっちりとしていて一口食べれば口いっぱいに広がる磯の香りがクセになるうどんは、美容と健康に良いと地元の方のみならず観光客の方にも大変人気があります。

乾麺も販売されており、ねぎなどの薬味やめかぶ、温泉卵を添えて食べるととてもおいしいので、ぜひお土産にお買い求めください。

明和町特産品

https://www.town.taki.mie.jp/life/soshiki/norinshoko/4/2406.html

多気郡のいいところ

多気郡は多気町、明和町、大台町の3つの町からなる郡でとにかく自然豊かなところが魅力です。海産物や農作物も豊富で、おいしいものがたくさんあります。

地元の方々もおおらかで優しく、各地域で地元住民の方が主体的にお祭りを運営するなど人の温もりが感じられるのが多気郡のいいところです。

また、近年は湯優良企業の進出も進んでいるため工業も盛んになりつつあり、人口の増加も期待されています。

多気郡の不便なところ

多気郡の不便なところは、やはり交通の便でしょうか。

名古屋から多気町までは約110km、1時間ほどかかりますので遠いわけではありませんが、かといって近いわけでもありません。

また、自家用車がないと買い物や仕事に行くのが不便なところがあるので、一家に一台というよりは一人一台、車がないと行動するのが難しいかもしれません。

まとめ

多気町、明和町、大台町からなる多気郡をご紹介しました。

あまり大きな街ではないものの、観光スポットも多くおいしいものもたくさんあります。

また、それぞれの街においては移住や定住に力を入れており、一定の条件を満たせば移住定住のための補助金などが受けられます。

多気郡の良さは実際に足を運んで頂ければきっとお分かり頂けるかと思います。

移住を検討されている方はぜひ一度訪れてみてくださいね。

多気町移住定住情報

https://www.town.taki.mie.jp/life/soshiki/kikakuchosei/sumai/2084.html

明和町移住定住情報

https://www.town.meiwa.gunma.jp/life/soshiki/seisaku/iju/index.html

大台町移住定住情報

https://www.odaitown.jp/kurashi_tetsuzuki/iju_teiju/index.html

三重へ移住
移住から建築のことまで寺西建築へお任せください。