三重県移住支援に関する助成金や補助金制度について知ろう!
地方移住に興味はあるものの、コストを理由になかなか踏み出せないという人も多いのではないでしょうか?
そのような方には三重県への移住をおすすめします。三重県は地方移住に力を入れている県で、各市町村が県外からの移住者にさまざまな支援金や補助金を用意しているからです。これらの制度をフルに活用すれば、コストを抑えて地方移住を実現することができるでしょう。
しかし、三重県内の各市町村で移住者に対する支援制度や交付金額に違いがあるため注意が必要です。
この記事では、津市を代表例に多くの市町村が取り入れている助成金や補助金制度の対象者、申請方法、交付額などについて解説します。津市以外の下記の市町村への移住を検討している場合は、記事の後半に各市町村の支援金や助成金制度の詳細を知れるWebページへのリンクを貼り付けているため、興味がある方はそちらもチェックしてください。
※この記事は2023年9月現在の情報となっております。
津市移住支援金補助
津市移住支援金補助とは、東京23区に住所を有する人、または東京圏に居を構えて東京23区に通勤している人が、「みえ」の仕事マッチングサイトを通じて三重県内に就職し、津市に移住した場合に交付される支援金制度のことです。
対象者
対象者または対象の世帯は、下記の条件のいずれも満たす必要があります。
【移住に関する要件】
- 日本人または、日本の特別永住資格者・定住者であること
- 反社会的勢力と関係を全く持たないこと
- 申請日から最低5年間津市に継続して居住すること
- 移住してから1年以内であること
- 移住する直前10年間のうち、通算して5年以上かつ移住直前に連続で1年以上東京23区に在住していた人、または移住する直前10年間のうち、通算して5年以上かつ移住直前に連続で1年以上東京圏(千葉、埼玉、神奈川、東京)のうち条件不利地域以外の地域に居を構えて東京23区内へ通勤していた人
【就業に関する要件】
- 勤務地が三重県内に所在すること
- 就業先が津市内に主たる事務所を有していること
- 「みえ」の仕事マッチングサイトより求人へ応募し、内定を獲得していること
- 申請者の3親等以内の親族が代表者や取締役など経営を行っている企業への就職ではないこと
- 1週間に20時間以上の就労をする常時雇用であること
- 就業先に、申請日から5年以上継続して勤務する意思を示していること
- 転勤や出向などによる勤務地の変更ではなく、新規の雇用であること
【世帯に関する要件】※世帯で申請する場合のみ適用
- 申請者だけでなく他の世帯員も移住元で同一世帯に属すこと
- 申請者だけでなく他の世帯員が申請時に同一世帯に属すこと
- 申請者だけでなく他の世帯員がいずれも申請した日が移住してから1年以内であること
- 申請者だけでなく他の世帯員も反社会的勢力と全く関係がないこと
交付額と申請方法
交付額は単身の場合は60万円、世帯の場合は100万円(18歳未満の帯同者1人につき30万円)です。
申請者は移住から1年以内に津市に下記の書類を提出・郵送してください。
☑︎ 就業証明書
☑︎ 写真付きの身分証明書の写し
☑︎ 移住前の居住地及び居住期間が分かる書類
☑︎ 移住前の在勤地、在勤期間、そして雇用保険の被保険者であったことが証明できる書類 ※東京圏内に在住し、東京23区に勤めていた人のみ
☑︎ 移住前後において申請者と世帯員全員が同一世帯であったことを証明できる書類 ※世帯で移住する場合のみ
☑︎ 津市の住民票の写し
>> 津市移住支援金補助についてさらに詳しく知りたい人はこちらへ
空き家有効活用推進事業補助金
空き家有効活用推進事業補助金は下記の2つに分かれます。
- リノベーション等補助金
- 家財道具処分補助金
それぞれの制度について詳しく解説します。
リノベーション等補助金
リノベーション等補助金は、津市外から津市内への移住を目的とした津市内の空き家の改修工事に係る費用を一部補助するための制度です。
対象者・対象となる空き家と工事
【対象者】
下記のいずれかに該当する人
- 工事完了後30日以内に津市に転入届を提出する県外からの移住者
- 津市への転入届を提出した日の翌日から6ヶ月以内に申請書を提出した者
- 空き家の所有者で、移住者と売買契約またが賃貸借契約を結んだ人
【対象となる空き家】
- 津市内に現存する使用されていない空き家であること
- 耐震基準を満たしていること
- 土砂災害特別警戒区域外にある空き家
【対象となる工事】
津市内に本店・支店・営業所がある建設業者による次のいずれかの工事であること
- 移住者のニーズやライフスタイルに見合った家を実現するために必要な改修工事
- 補助金の申請後に着工し、申請年度内に完成する工事
交付額と申請方法
リノベーションに係る費用の3分の1の費用(最大100万円まで)が支給されます。
下記の書類を津市都市政策課に提出してください。
☑︎ 工事見積書
☑︎ 平面図や立面図などリノベーション内容が分かる図面
☑︎ 耐震基準を満たしていることが分かる書類
☑︎ 県外に居住していたことを証明する書類
☑︎ 住民票の写し
☑︎ 不動産登記登録事項証明書
☑︎ 移住者との契約書の写し
☑︎ 誓約書
>> リノベーション等補助金についてさらに詳しく知りたい人はこちらへ
家財道具処分補助金
家財道具処分補助金とは空き家の利活用を促進するために、津市が津市空き家情報バンクの成約物件の家財道具処分にかかる費用の一部を補助してくれる制度です。
対象者
- 津市空き家情報バンクによって売買契約または賃貸借契約した空き家の所有者または入居者、かつ当該契約が成立してから1年以内の者
- 入居者の場合、家財道具処分された空き家を5年以上利活用する予定の者
補助額と申請方法
家財道具処分にかかる費用の2分の1を乗じて得た額(最大5万円まで)が補助されます。
申請については、下記の書類を津市都市政策課に提出してください。
☑︎ 家財道具処分費用の見積書
☑︎ 家財道具処分前の写真
☑︎ 空き家の売買契約書または賃貸借契約書の写し
☑︎ 誓約書
>> 家財道具処分補助金についてさらに詳しく知りたい人はこちらへ
津市ふるさと就職新生活応援奨励金(UIJターン促進事業)
津市ふるさと就職新生活応援奨励金とは、津市外在住の人が津市内の企業で雇用されるにあたって津市内に移住・引越しする際にかかる費用の一部を就職祝金として交付されるものです。
対象者
下記のいずれかの条件を満たし、かつ津市内の本社や本店を有する企業、医療法人、社会福祉法人、そして学校法人に常時雇用される人が対象です。常時雇用とは雇用期間の定めがなく、1年以上の雇用が見込まれ、週に30時間以上の労働をする人のことを指します(官公庁等への就職は除く)。
- 現在、津市外に住所を有しており、津市内の企業に就職かつ津市内に転入した人
- 津市外に住所を有したものの、市内の高校や大学などの教育機関に進学するために津市に転入し、その後津市内の企業に就職した人
交付額と申請方法
交付額は1人につき5万円です。市内の企業に内定した日から90日以内に、下記の書類を津市に提出または郵送してください。
☑︎ 運転免許証、住民票、保険証など、内定獲得前の住所が確認できる書類
☑︎ 学生証または在学証明書の写し ※新卒のみ
☑︎ 内定通知書の写し
申請の内容が正当と認められると、「ふるさと就職新生活奨励金交付決定通知書」が発行され、指定の銀行口座に奨励金が振り込まれます。
>> 津市ふるさと就職新生活応援奨励金についてさらに詳しく知りたい人はこちらへ
三重県内の移住先として人気のある市町村の補助金・支援金制度について
最後に津市以外で移住先として人気のある三重県内の市町村の補助金・支援金制度について詳細が書かれているWebページのリンクを紹介します。これらの情報を参考にしながら、移住先の市町村を決める際の判断材料にしてください。
>> 伊勢市の移住応援制度について詳しく知りたい人はこちらへ
>> 伊賀市の移住応援制度について詳しく知りたい人はこちらへ
>> 松阪市の移住応援制度について詳しく知りたい人はこちらへ
まとめ:支援金や補助金などの制度をフル活用して三重県への移住を実現させよう!
この記事では三重県に移住・転入する人を対象とした支援金や補助金制度について解説しました。現段階では多くの三重県内の市町村で下記の4つの補助金・支援金制度を導入しています。
- 移住支援金補助
- 空き家有効活用推進事業補助金
- 家財道具処分補助金
- ふるさと就職新生活応援奨励金(UIJターン促進事業)
これらの制度の存在を知り活用することで、コストを抑えて三重県への地方移住を実現させることができます。三重県への移住を検討している人はぜひ頭に入れておいてください。三重県への移住やリノベーション、そして三重県内に家を建てたいとご希望の方は寺西建築までお問い合わせください。