三重県四日市市はどんなところ?四日市市の魅力や特徴をご紹介

四日市市は三重県の北部に位置し、三重県の中で一番人口の多い街です。

日本の中でも有数の臨海工業都市として、近年はハイテク産業が進み世界最大級の規模を誇るキオクシア(旧東芝メモリ)では、NAND型フラッシュメモリを製造しており、携帯の音楽プレーヤーや携帯電話の記憶装置として使われています。

今回は、県内最大人口を誇る四日市市についてご紹介しますので、ぜひご覧ください。

四日市市の基本情報

人口約302,000人(約145,000世帯)
面積206.44km2
人口密度1,463/km2
年間降水量約1,737㎜
病院(個人医院含む)135件(一般内科のみ)

四日市市は、東海・近畿・北陸といった3つの経済圏に接していて、日本のほぼ中央にあります。

地理的条件にも恵まれており、古くから宿場町や市の中心地として発展してきました。

中心市街地には多くの飲食店や商業施設が立ち並び、都市的な部分も感じられるのが特徴です。

また、四日市市は石油化学コンビナートや内陸部に世界最先端の半導体メモリ製造工場など、様々な産業が集まる「産業都市」として、日本のみならず世界にも名をはせています。

と同時に、市内には茶畑や里山などの豊かな自然も広がっていて、都市と自然の調和がとれた街でもあります。

それでも近年は市の人口は減りつつあり、四日市市では移住希望者や子供に対する支援に力を注いでいます。

四日市市ホームページ

https://www.city.yokkaichi.lg.jp/www/contents/1494552413550/index.html

四日市市の天気

四日市市は、湿度が高めなこともあり夏場は蒸し暑い日が多い傾向にあります。

6月から9月の間は、1日の平均気温は26℃、8月は特に30℃を超える猛暑日が続きます。

平均年間降水量を見ると約1,737㎜なので、雨の日がやや多い都市かもしれません。

12月から3月の寒い時期の1日の平均気温は12℃前後と温かく、氷点下になることがほとんどありません。なったとしても数日程度で、日中は10℃近くまで気温が上がることもあります。

ただ2023年の1月には、四日市市でも20センチ近くの積雪がありました。

氷点下になることが少ない四日市市ですが、時々このようにまとまった雪が降ることもあります。

四日市市のアクセス状況

四日市市は、東海・近畿・北陸といった3つの経済圏に接していることもあり、比較的アクセスのよい街ではあるものの、交通手段によってはやや時間がかかることがあります。

車でのアクセス

大阪⇔四日市市:約2.5時間

東京⇔四日市市:約5時間

電車でのアクセス

東京・名古屋方面から

東京⇔近鉄四日市:約2.6時間

大阪方面から

大阪⇔近鉄四日市:約2時間

バスでのアクセス

関西方面から

京都⇔四日市:約2時間

大阪⇔四日市:約2.5時間

四日市市のおススメ観光スポット

四日市市にある一度は訪れていただきたい観光スポットをご紹介します。

■潮吹き防波堤■

1996年に「四日市旧港港湾施設」として国の重要文化財に指定されました。

港湾施設として初めて指定されたとのことで、近代化産業遺産にも選ばれている場所です。

隣にある小さな公園には潮吹き防波堤の模型が展示されており、潮吹き防波堤がどのような仕組みになっているかを知ることができます。

昔の人の技術力を凄さが実感できる、三重県在住の私がおススメする観光スポットのひとつです。

四日市観光協会参照

https://kanko-yokkaichi.com/watching/49/

■四日市スポーツランド■

東名阪高速道路四日市ICから15分ほどのところにあるのが、四日市スポーツランドです。

お天気がいい日は特に最高なスポットで、子供から大人まで楽しめるアスレチックコースは一番の人気です。

また、スライダーやローラースケート、サイクリングも行うことができ、併設されたキャンプ場ではバーベキューも楽しめます。

一年を通じて周辺施設と合同のイベントが開催されることもあり、何度も足を運びたくなるスポットとして家族連れにおススメのスポットです。

四日市スポーツランド

https://yokkaichi-shinko.com/sp/index.html

■コンビナートの夜景■

工場夜景の聖地として知られる四日市市。

まるで宝石のような工場の夜景を堪能できるスポットとして、カップルに大変人気があります。

また、コンビナートの解説とともにクルージングできる「夜景クルーズ」は予約必至と言われており、コンビナートで実際に働いている方々が時に手を振ってくれるなど、心温まるおもてなしもあるとか。

コンビナート夜景

https://kanko-yokkaichi.com/fnv/night-view/

四日市市の特産品

■四日市萬古焼■

土鍋で知られる「萬古焼」は、三重県四日市市の伝統的工芸品です。

江戸時代の中期に始まったと言われている萬古焼ですが、土鍋以外にも急須も代表的な萬古焼のひとつで国内シェアはなんと80%以上にのぼります。

近年はタジン鍋やごはん窯などの製造も行っており、全国各地のイベントで四日市萬古焼が出展されています。

また四日市市でも年に一度、四日市ドームにて萬古まつりが開催されています。

四日市観光協会

https://kanko-yokkaichi.com/festival/391/

■四日市とんてき■

特産品ではありませんが、四日市とんてきは四日市のご当地グルメで、ぜひ一度は食べて頂きたいお料理のひとつです。

厚実のある豚肉をニンニクと濃厚なソースで味付けし、千切りキャベツをたっぷり添えて一緒食べれば言うことなしの一品。

豚肉には疲労回復や老化防止、美白効果もあるので女性にも大変おすすめですよ。

四日市市のいいところ

四日市市のいいところは、

・一年を通して気候が温暖

・鈴鹿サーキットまで車で約30分

・海と山の両方がある

・魚介類が安価で買える

・交通のアクセスがいい

・子育てがしやすい

・住みやすい

などたくさんあります。

三重県内でも主要都市である四日市。

交通のアクセスが良いこともあり、2拠点生活をされている方もいます。

市内には大型スーパーをはじめ、ショッピングモールや商店街もあるため、生活をするうえで困ることはほとんどありません。

四日市市の不便なところ

四日市市の不便なところは、

・電車の本数が少ない

・車がないとやや不便

・坂道が多い

・空気があまりきれいではない

四日市市に住んでいる方に聞くと、夜景でも有名なコンビナートがあるもののそれに伴う形で空気や水質に対する声がしばしばあがります。

車がないとやや不便という声もありますが、バスなど公共の交通機関は充実していますので、車がないと生活が困るというほどではないようです。

まとめ

2013年をピークに四日市市の人口も減りつつあり、現在は約30万人となっています。

近畿や東海地方のベッドタウンでもあるので、四日市市の人口は急激に減少しているわけではないものの、四日市市もここ数年で移住支援や子育てしやすい環境を整えることに尽力しています。

移住先を探されている方、三重県への移住を検討されている方はぜひ、四日市市を視野に入れてみてはいかがでしょうか。

四日市市移住支援事業

https://www.city.yokkaichi.lg.jp/www/contents/1589692436765/index.html